一本道无码

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知られていない日本の珍しい地方の和菓子
Uncovered: The Unique Snacks of the Japanese Countryside

Yuma Matsuoka
一本道无码 – Japanese Studies

Abstract:

When hearing of “Japanese dessert,” many think of items like the chewy colorful “mochi” and the standard red bean pancake “dorayaki.” However, unbeknownst to many, lies a world of unique and delicious Japanese desserts, especially originating from the countryside. This essay explores a few unique sweets from the Japanese countryside, discusses when these sweets are eaten, and explores factors that contributed to the development of these sweets, such as Japan’s unique geography and the history of its originating region. Finally, a comparison between the features of Japan, Singapore, and American desserts is made.

この作文では日本の珍しい和菓子と地方や文化の関係を調べたいと思う。私がこのテーマを選んだ理由は、甘いものが好きだからだ。私はいつも外食する時にはデザートメニューを先に見る。日本に行った時は一番にコンビニに行って和菓子を買って食べる。珍しいものは必ず試す。その理由で、日本のあまり知られていない地方の和菓子について、興味を持ち、調べたいと思った。日本の気候は地方によって大きく異なるので、どのようにその気候が和菓子食文化に影響しているかも調べたい。まずいくつかの珍しい和菓子の例を述べる。

初めに紹介する和菓子は滋賀県の「糸切り餅」だ(写真 1)。糸切り餅とは三色の糸を想像させる線が引いてある筒状のあんこもちのことだ。発祥の地、滋賀県とは京都の隣で日本一大きな湖がある県だ。糸切り餅はその湖、琵琶湖の湖畔にある彦根の多賀大社の名物だ。原料はもち米とあんこで、細長く伸ばした餅を糸で切る。あまり県外では知られていない珍しい和菓子だ。

次に紹介する和菓子は岐阜県大垣市の水まんじゅうだ(写真2)。大垣市とは山に囲まれた水の美味しい、夏はとても暑くなる町だ。その暑い大垣市ではこの冷たい、涼しそうな水まんじゅうが発祥した。夏には沿道の和菓子店に流れる水の水槽のなかに入れて売っている。水まんじゅうとは、あんこをくずの生地で包んで蒸したまんじゅうだ。中のあんこが透けて、とても見た目が涼しそうに見える。

三つ目に紹介する和菓子は群馬県の焼きまんじゅうだ(写真3)。焼きまんじゅうとは小麦粉のまんじゅうを蒸し、味噌だれに浸しながら焼いたものである。中は柔らかく外はカリッとする甘辛味の和菓子だ。古くから北関東は小麦の産地で、小麦をよく使うまんじゅうが有名だ。満足感が得られ味の濃い和菓子である。

日本の和菓子のほとんどは、小麦粉、小豆、もち米を使う。北関東地方では小麦の生産が盛んで、多くの和菓子は小麦粉を使う(図1)。他の地域ではもち米を原料にした和菓子が多い。この三つの素材を生産する地方では当然、それを使った和菓子やスイーツは美味しくて種類が多く作れる。例えば、糸切り餅の原料であるもち米は滋賀県は生産が日本7位である(図2)。それに加えて、あまり知られていないもう一つの素材がある。美味しい水だ。餅、小麦生地などほとんどの和菓子を作るのには水を必要にしている。美味しい水がある石川県では古くからの和菓子町、金沢がある。この四つの素材の生産が多く、良い品質のものが得られる地域では和菓子文化が古くから盛んでいて、今も盛んである。

次に地方での和菓子食文化について述べる。多くの和菓子は生産地域では、日常自分で買って来て普通には食べられていない。なぜなら、「特別な時に貰う物」であることが多いからなのだ。お正月やお盆などで親戚が帰省する時に手土産として色々な物を持ってくる中に和菓子があったり、友達が家に来た時に皆で食べるように貰った中に和菓子があったりして、そういう特別な機会に食べることが多い。お正月には親戚が集まるため、皆で食べられるようにちょとした和菓子を持ってきたり、新年の挨拶に来たお客さんに出せるようにお茶菓子を持って帰ってきたりする。お盆には先祖にお供えするための餅や饅頭などで、墓参りに使う砂糖菓子を準備したりする。

その他に、特別な季節ごとのイベントでもよく和菓子が食べられている。祭りや季節の行事や村の集まりでも食べることがある。例えば、春にはひな祭り、春祭り、お田植え祭り、子供の日などがある。三月三日のひな祭りにはひしもちやひなあられを食べる。五月五日の子供の日には、子供の成長を願って柏餅やちまきを食べたりする。その他に、滋賀県にある多賀の糸切り餅は多賀大社と言う大きな神社の前にある街で売っている和菓子である。これはお正月や季節の行事、例えばお宮参りや七五三のために大社を訪れた際にお土産として買われるものである。それは多賀大社にお参りをしてきたと言うことを人に知らせる役割もしている。結論として和菓子など甘いものは特別な印象があり、特別な時に食べられるものである。

次に和菓子が地方によってどのような影響を受けてできたかについて述べる。日本は地方によって大きく気候が違う。日本列島は南北に長いため、色々な気候がある。関東、中部、関西、中国、九州地方では寒さはあまり激しくないけれども、夏は場所によってとても暑い所もある。例えば、京都市は関西地方にあるが、山に囲まれている盆地であるため、夏は風通しが悪く、気温が高い日が多い(図 3)。最後に北海道と全く反対側に位置する沖縄では一年中がほとんど寒くない日であり、この気候の違いで独特な食文化が生まれた。北に位置する地方では古くから寒い冬のため味噌が保存食として多くのものに使い食べてきた。その理由で味噌まんじゅうができた。反対に夏が暑い京都などでは夏の和菓子が盛んである。例えば、金魚鉢の形した生菓子がある。中が透き通って、青色に染めたあんこや寒天が入っていて見た目から涼しそうに感じる。もう一つ夏を感じる京都の和菓子は竹の中に入った生麩だ。竹は日本ではどこにでもあり、竹やぶのなかは涼しさを連想させるため、少しでも暑い夏を乗り切るための工夫である。岐阜も京都と同じく、夏は暑い。山に囲まれているため、風通しが悪く、夏の間は東京よりも平均気温が8度高い。夏が暑いので透き通った水まんじゅうや涼しそうな和菓子がある。京都と同じで、見た目からも涼しさを感じる工夫がされていて、少しでも夏の暑さをしのぐようにしてある。暑い地方である九州の鹿児島ではかき氷のしろくまがある。ガラスのボールに氷を削り、その上にパイナップルやもも、あずき豆などのトッピングを乗せ、練乳をかけた物だ。ガラスのボールに入った冷たいかき氷が鹿児島県民には夏を乗り切る秘策であった。

それと同じぐらい地域の歴史も和菓子の文化に影響している。日本では、和菓子が盛んな所が二つある。京都と金沢だ。京都は昔、日本の都であり、東京をはるかに超える千年の都だった。結果、京都の文化は深いものになっている。日本の中で一番多い17箇所の世界遺産があり、ユネスコの文化遺産にも登録された祇園祭の山鉾巡行もある。その上、100年以上続いている老舗が1090店あり、飛び抜けて日本一だ。それにより、京都では生活の身近な所に日本古代の文化、和紙、ちりめん、茶、と今回の主役、和菓子などがある。昔から受け継いできた和菓子はとても種類が多く、生活の中に取り入れらている。同じように、金沢は小京都と呼ばれるほど、歴史が深く、和菓子文化が発展した。金沢では五代藩主の綱紀はお茶にとても興味を持ち、茶の湯に欠かせない和菓子が必要になり、金沢では和菓子に関係するものは発展し、和菓子職人や道具などが集まった。今となれば、金沢は和菓子で有名な街で、和菓子の消費量が日本一位である。結論として、気候の傾向と歴史は和菓子文化に大きな影響をもたらしているということが言える。

日本の和菓子文化は素晴らしいものである。季節や気候、文化や歴史によって影響された和菓子の世界は深いものであり、一つ一つの和菓子にはそれぞれの深いストーリーがある。私はこの深い世界がある和菓子が好きだ。繊細な見た目や工夫がされている和菓子はアメリカのスイーツよりも美しさを感じる。アメリカのスイーツは大きく、満足感が得られるが、味は濃く甘さが強すぎて繊細さが感じられない単純なものなのだ。以前住んでいたシンガポールは一年中同じ気候の夏で、季節もないし、歴史も短く小さな島国だったので、シンガポール発祥のスイーツはあまりない。けれでも、マレーシアの一部であったため、マレーシア発祥のお菓子が多くあるのと、貿易拠点であったため、他国からの文化を取り入れ、お菓子の種類が多くあり、文化の融合でできたお菓子もある。

今回の調査の中でわかった興味深いことは、日本の地域によって「和菓子」という言葉の意味が変わっていることだ。北海道で言う「和菓子」と滋賀県で言う「和菓子」は使われる意味が違っている。焼きまんじゅう、水まんじゅう、糸切り餅、などはその意味の違いから生み出されたものだ。結論として日本各地の和菓子事情は独特なものであると言える。

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写真1:「多賀名物糸切餅」
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写真2: 「大垣市名物水まんじゅう」
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写真3:「群馬県名物焼きまんじゅう」
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図1:「都道府県別小麦の生産量」
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図2:「都道府県別もち米の生産量」
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図3:「京都と東京の平均気温の比較」
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参考文献

多賀大社門前 糸切餅 元祖莚寿堂本舗インターネットホームページ「糸切り餅のお話し」

インターネットホームページ「都道府県別小麦生産量」「都道府県別もち米生産量」「都道府県別和菓子店舗数」 「都道府県別大豆生産量」

GiFUMATiC 岐阜のお出かけ、観光情報サイト 「夏の大垣名物水まんじゅう3選!」

群馬県インターネットホームページ 「焼きまんじゅう」

金沢市ホームページ「金沢和菓子の歴史背景」

社会実情データ図録「都道府県別老舗企業数」

木原花音ー証言「特別の時に食べる和菓子」